06 / 波の呼吸

 自分の可能性を拓く、身体の動きで味わう完全呼吸

呼吸は、命の源であり、健康の源、そして自分の可能性の源でもあります。食事は数日なくても生きられますが、呼吸はほんの数分止まるだけで命に関わります。それほどまでに大切な呼吸ですが、日常では浅くなりがちで、その力を十分に活かせていないことも少なくありません。

呼吸法の中でも、すべての土台となる大切な呼吸が「完全呼吸」です。これは、お腹から胸、さらに肩へと連動させていく深い呼吸で、心身のエネルギーを高め、自分の本来の力を引き出す基礎となります。
「波の呼吸」は、その土台となる完全呼吸を身につけるための練習法で、背骨を波のように動かしながら呼吸を行うのが特徴です。それにはまず、腹式呼吸をマスターすることが前提となりますので、Union Breathの吐く息主体の腹式呼吸をまだ練習していない方は、先にそちらに取り組んでみてくださいね。「波の呼吸」はその続きとして、さらに7~9割の深い呼吸へと広げていくステップです。

息を吐く時は、骨盤を後ろに倒し、背中を丸めて頭を下げます。体をやさしく縮めるようなイメージです。
息を吸うときは、骨盤を立てて背骨を下から順に伸ばし、胸を開いて最後に頭を起こします。

この動きを繰り返すことで、背骨が波のようにしなやかに動き、胸の上部まで自然と息が満ちていきます。お腹から始まった呼吸が胸へ、そして喉元へと広がっていく感覚が生まれ、深い呼吸が取れるようになってきます。
大切なのは、無理にたくさん吸おうとすることではなく、「気持ちよく広がる感覚」を味わうこと。7~9割ほどの余裕を持った呼吸で十分です。

「波の呼吸」を続けていくと、やがて大きな動きを使わなくても、自然な呼吸の中で深さを感じられるようになっていきます。呼吸が整うことで心と体も整い、本来の力が引き出されていきます。
最初はぎこちなく感じるかもしれませんが、繰り返すうちに体が本来持っている呼吸のリズムを取り戻していきます。まずは焦らず、体と呼吸がやさしく波打つ感覚を楽しみながら、日々の中に取り入れてみてください。

* この呼吸法は文章だけでは少しイメージしにくい部分があります。特に背骨や骨盤の動きは、実際に見ることで理解が深まるため、ぜひYouTube動画で動きを確認しながら実践してみてくださいね。

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この記事を書いた人

Union Breathでは、代表の児玉俊彦が20年以上に渡って呼吸法を探求し、古代ヨガの呼吸法・日本古来の呼吸法・西洋から生まれた近代的な呼吸法を融合し、様々な視点から呼吸法を捉え直し、現代人に必要とされる要素を最適な形に統合した唯一無二の呼吸法をお伝えしています。

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