呼吸で内側から幸せになる
私たちが「幸せ」を感じる時、多くの場合は外側の出来事がきっかけです。
告白された、欲しいものが手に入った、目標を達成した……。この「外側に依存した幸せ」を追い続ける限り、常に何かを追い求め続けることになり、例えば宝くじや夢のマイホームのように、そう頻繁には訪れないものを待ち続ける人生になってしまいます。
本当の意味での「幸せ」とは、内側から生まれる幸せです。実は、何もなくても満たされている感覚というのは、自分自身で育てることができるのです。
その鍵となるのが、Union Breathで大切にしている呼吸法の一つ、呼吸と笑顔を使って内側から幸せを生み出す呼吸法「い~呼吸」です。
フランスの研究者デュシェンヌ氏の研究によれば、本物に近い笑顔を作るだけで脳内でセロトニンが分泌され、主観的な幸福感が高まることが示されています。つまり「何か良いことがあったから笑う」のではなく、「笑うから幸せを感じる」という逆のアプローチが可能なのです。
「い~呼吸」では、この「笑顔」に「呼吸」を組み合わせていきます。笑顔の状態で呼吸を体に取り込むことで、幸せのエネルギーが胸全体に広がり、深いリラックスと心地よさが生まれます。繰り返すことでセロトニン神経が活性化し、より幸せを感じやすい体質へと変わっていきます。
やり方はとってもシンプル。
まず楽な姿勢で目を閉じ、ありのままの自然呼吸に意識を向けます。
次に、最近おかしかったことや大好きな人・ペットとの場面など、思わずクスッとなれる情景を思い浮かべましょう。
笑顔になれたら、口角を横に広げ歯が少し見える「い」の形を作りながら口から息を吸い、鼻からゆっくり吐きます。
慣れてきたら吸う息も鼻に切り替え、口角は開いたまま目尻を少し下げて、より自然な笑顔に近づけていきましょう。
笑顔のエネルギーを息と一緒に胸へ流し込み、その気持ちよさをハート全体に広げるイメージで続けていきます。胸にじんわりとした温かさや軽さが生まれてきたら、それが「い~呼吸」の感覚。最後は徐々に自然呼吸へ戻しながら、穏やかな微笑みをそのままキープします。
この「自分の内側を幸せなエネルギーで満たす」感覚を習慣にすることで、次第に心は外側の状況に左右されない強さを持ち始めます。
最初はぎこちない笑顔でも構いません。練習を重ねるうちに、数回の呼吸で胸に気持ちよさが広がるようになってきます。内側から幸せを感じられるようになると、それがその人の個性となって周りにも伝わり、自然と良い人間関係や出来事が引き寄せられてきます。
幸せを追いかけるのではなく、幸せに追いかけてもらうーー。
「い~呼吸」は、そんな生き方への入口です。ぜひ毎日の習慣に取り入れてみてくださいね。

